【平成くん、さようなら】人生の選択の自由について(ネタバレ注意)

心のこと

【平成くん、さようなら】

こんにちは。

今回は、書籍【平成くん、さようなら】について書いていこうと思います。
(ネタバレ注意)

こちらの本は安楽死が合法化されている日本の話しです。

自身が安楽死について記事を書いていたので、Twitterにてフォロワーさんにご紹介いただきました。

早速読んでみようと思い、購入したのでした。

平成くん、さようなら/古市憲寿【1000円以上送料無料】
created by Rinker
¥1,512 (2019/08/25 10:03:48時点 楽天市場調べ-詳細)

【平成くん、さようなら】選択の自由

この本は、平成くんと愛ちゃんという2人のカップルの話しです。

序盤からセ〇クスレスについてかかれており、少し驚きましたが、すぐに引き込まれていきました。

ふたりはお互い自由で、仕事もそれぞれ持ち自立した関係です。

ですが、自立している関係のようでお互いが依存しているように見て取れました。

 

ある日、平成くんが『安楽死したい』と言い出し、愛ちゃんが考え直すよう何度も促します。

平成くんは、自分はもう終わる古い人間なのだと。

残された方はどうなるの?と愛ちゃんは言います。

平成くんは、あまりにも身勝手だと納得しないのです。

愛ちゃんは平成くんに何度も『死んだらだめだよ』と言うのでした。

自分の最期は自分で決めたい。                                 P52

 

もしもあらゆる仕事に締め切りがなかったら、社会は回っていかない。

だけど人生という締め切りは時に長すぎる。

終わりがいつ訪れるかもわからないわけだからね。

僕は人生の締め切りを決めることで、自分を追い込みたいとも思っている。             P53

現代の日本では安楽死は認められてはいませんが、そんな世界があれば今よりもっと自由な選択が出来ると思います。

本の中の安楽死制度では、『死にたい』という人にはまず専門家が話しを聞き、生活においてアドバイスや援助、サポートする態勢が整っています。

そのおかげで死にたいと思っている人が、考えを改めることもあるようです。

【平成くん、さようなら】猫のミライ

もうおばあちゃんの猫【ミライ】

ずっと一緒に暮らしてきたミライがだんだんとエサを食べなくなってきます。

ある日、容態が急変して入院することに。

家に帰ってからも苦しそうにしていたミライを、平成くんがなんの相談もなく安楽死させてしまうのです。

ミライが【生きたい】と思っていたかもしれないという愛ちゃんと

苦しそうにしているのに生き永らえさせようとするのは、残される者のエゴだとする平成くん。

これについては、個人的にも答えが見つからなかったのですが

勝手に安楽死させてしまうのもどうかと思うし、

逆にミライが苦しんでいるのに、愛ちゃんの仕事が終わるのを待つのもどうかと思うし。

最終的に考えて、平成くんが正しいのかなという結論に至りました。(個人的な主観です)

ですが、愛ちゃんの怒る気持ちもわからなくはなかったです。

同じ立場なら、少なからず泣いて怒るだろうと思いました。

【平成くん、さようなら】安楽死を決めてから

平成くんが安楽死をすると決めてから、いろいろなことが起こりました。

他人の安楽死を見に行ったり、取材に行ったり。

猫のミライの死、それに取り乱す愛ちゃんの姿をみる。

残された方はすごくツラい思いをすることを平成くんは知りました。

 

あまり自分の過去の話しをしてこなかった平成くんが、愛ちゃんを思い出の場所へと連れていきます。

自分がいなくなっても、愛ちゃんにお母さんのことを思い出すようにお願いしたのでした。

 

結局、平成くんは病気を患っていたのですが、それにしたって勝手すぎて悲しくなりました。

病気は、本人でなければどれだけ不安か、恐いかなんてわからないですけどね…。

 

ですが、あの平成くんがそんな大切なことを愛ちゃんにお願いするのですから

愛ちゃんへの信頼と覚悟が伺えました。

さいごに

この本は、安楽死が合法化されている日本の話しです。

現代の言葉がつらつら書かれていて、情報に疎い私は個人的にわからない単語がたくさんでした。

表現は難しくないようですが、知らない単語が多かったのでイメージしづらかった部分がいくつかありました。

AIによって、生きているのか死んでいるのかわからないという終わり方で、まだモヤモヤしています。

もし死んでいても、AIによって生き続けるよということなのでしょうか。

少し、人間味がない感じで切なく感じました。

 

これからの生き方や国について考えさせられる本であり、少なくとも私自身は読んで良かったと思っています。

すぐに読みたかった私は、書店に足を運びました。なかなか見つけられず、店員さんに尋ねたのでした。
『平成くん、さようならという本はありますか??』と。
本を読み始めてわかったのですが、名前は『平成(ひとなり)くん』だったので、聞き方間違ったかな?と思いました^^;
あらすじを結構書いてしまったので、結末がわかってしまいましたが良かったら読んでみてくださいね。
そんなに長い話しではないですし、個人的には字も大きくて読みやすかったです。
さらーっと、1日で読めちゃいます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
平成くん、さようなら/古市憲寿【1000円以上送料無料】
created by Rinker
¥1,512 (2019/08/25 10:03:48時点 楽天市場調べ-詳細)